第60期王座戦五番勝負 第四局(千日手局) ▲渡辺明王座 - △羽生善治二冠

渡辺王座は陣屋での対局は本局が初めてと彼のブログに書かれていて、これ意外でした。陣屋で竜王戦というのは過去にあったようだが、ここ数年はなかったのか。竜王戦公式とか連盟のサイトを見たけど、対局場所の記載は最近数年のしかなく不明。
裏メニューのカレーを注文するのか気になっていて、まあこれから何度も来るつもりだろうし今日は自重するのかなと予想してたけど、あっさり注文と。

で、やりましたね、羽生挑戦者、2手目32飛戦法。2局目の角換わり四間飛車に続きテーマは奇襲ですか。とはいえこの戦法は羽生はこれまで2回採用していずれも負け。大胆な選択。奇襲なんて言ってしまったが、1敗する余裕はあるにしても奪還がかかる一戦で採用するくらいだから、過密日程のなかで研究をしてきたのだろう。4手目42銀は後手の勝率が高い一手のようだ(2-9)。
昭和50年代とか昭和〜平成にかけての時期までに指されていた将棋のようだが、当然知らん。

34手目

データベース上の一番古い棋譜は、昭和54年の▲勝浦修八段(当時)−△大山康晴十五世名人戦。以下は▲6六歩△同歩▲5七金△5四銀▲6六金と進み、結果は後手の大山十五世名人の勝ち。
本局の観戦記者である河口七段は昭和と平成の境目あたりに後手を持って3局指して2勝1敗。平成元年のC級1組▲村山聖五段(当時)−△河口六段(当時)では、強敵相手に勝利を収めている。

41手目

「たしか羽生さんが竜王を失冠したのは、この将棋でしたよね」と森内名人。平成2年の第3期竜王戦第5局▲谷川王位(当時)−△羽生竜王(当時)戦は、ここまでの手順は違えど局面は同じ。

44手目:英ちゃんまで登場とは。

△4五歩と指したのは昭和63年の▲高橋道雄七段(当時)−△山口英夫七段(当時)。山口英八段は、5筋を保留する中飛車を得意にしており「英ちゃん流中飛車」と呼ばれていた。

帰宅後はニコニコで観戦。浦野八段、ぶっきらぼうだけど面白いね。詰将棋の本、週末読む予定。でも終盤少々お疲れの模様で。
NHK杯でおなじみのサダマス女流も話しているところ初めて見たけど、あまりしゃべるタイプじゃないのかな。

素人の読みとしては終始羽生リードと考えていた。が終盤で思いのほか詰み筋がない。△71金からの千日手なんて予測もあったが、そこで出たのが122手目△66銀(鬼手!)。でもまた2手すすんで千日手の気配が再び。。そりゃ勘弁してくれよと。

で、まあ仕方ないね、千日手

仕事帰りに将棋会館大盤解説会に行こうかと少しだけ心が動いたけど行かなくてよかった。23時まで?とか書いてあったはずだし。

休憩中の中継画面