11/15 第39期棋王戦挑決トーナメント 2局

羽生善治三冠-△永瀬拓矢六段
永瀬、初ハブ。
横歩取りから先手は68玉型。後手は84飛+52玉型で62銀とあがって右金を動かす前に28手目△75歩と早めの仕掛け(永瀬は、前週に飯島栄治七段戦で逆の立場でやられた作戦)。この戦果は、先手に88歩を打たせて、玉が狭い&堅く守れない状態にさせたこと。さらに飛車を28に後退させ27歩も打たせて、攻めも押さえこむ・・。序盤で大作戦勝ち。棋譜コメで永瀬六段言ってるように"横歩取りの後手の手得"を十二分に生かした仕掛けなんだろう。
羽生三冠は王座戦のときも68玉型で、その後も1回くらいあったか?そこを狙ってずばり的中ということか。ちょっとハマりすぎてなんだかなぁ〜という感想。

郷田真隆九段-△三浦弘行九段
郷田九段に序盤の構想ミスがあったようでみうみうの完勝。37手目▲45歩がボヤっとした手だったのかなぁ。飛車が25に釣り上げられて後手の飛車の立ち回りでポイントをあげられて。