Grading Session Workbookの説明
Explanation of Grading Session Workbook
今回はこちら。
http://www.toba.org/graded-stakes/grading-session-workbook.aspx
Overview
Stakes Performance は部門をまたぎ年度の制限もないため歴史的継続性を格付けプロセスに提供する。そのため逆にいえば(不適切な評価が入り込めば)評価プロセスを悪化させる影響がある。
NARC Ratingsは年度とカテゴリごとに評価される。国際クラシフィケーションの技術と関連付けられてはいるが、NARCは競馬専門家の小さなグループの技能も依存しているため誤りを発生しかねない手法を用いている。
委員会メンバーの経験や判断に最終的には依存しなければならないが、これらの評価値を用いてbest effortを達成できるように補完している。
AGSC Division
AGSCでは14のDivisionごとに格付けを実施している。
レースの質を計測する評価値
Stakes Performance と Annual Classification Ratings の2つの要素がある。
「全出走馬のレース前後24ヶ月間におけるStakes Performance」と「あるレースの出走馬のうち上位4頭のAnnual Classification Ratings」が評価に使われる。
Stakes Performanceの測定法
3つの方法で測定される。
- POINTS (出走馬の非限定戦の全ブラックタイプレースにおける1,2,3着により決まる。詳細は別途)
- 出走馬中のGレース勝ち馬(Graded Stakes Winner=GSW)の割合
- Qality Points (出走馬中G1, G2, G3 勝ち馬の数)
Stakes PerformanceはDivisionやNARC Categoryとは関連しない。
それぞれの馬の最高の実績を表す。
Annual Classification Rating の測定
NARCで作成する。NARCは5つの競馬オフィシャル団体(The Jockey Club、TOBA、BC、International Classifications Committee)による小委員会である。これはNARC Categoryと開催年度に関連する。NARC Rateは出走馬上位4頭のRatingの平均値である。
まとめ
4つの計測値(POINTS, %GSW, Quality Points, NARC Ratings)は客観的な要素としてAGSC格付けプロセスで利用される。2011年BCクラシックの例*1のように、これらの評価値は有資格レースのRACE PAGEに記載されている。WORKBOOKの索引にそれぞれの平均値が掲載されている。