ケンタッキー州で薬物投与ルール変更後に投与ミス相次ぐ

Salix Errors Frustrate Kentucky Horsemen | BloodHorse.com

  • ケンタッキー州にてレース当日のSalix投与はKHRCの獣医(regulatory veterinarian)だけが行えるようルール変更したが投与ミスが頻発している。
  • 今年のKeeneland秋開催から実施されたが、初日から投与ミスが発生。その後にもう1回起きてしまったためプロトコルの見直しが行われた。ところがChurchill Downs開催でも中2日で2回、しかも同じミスで2頭ともスクラッチとなってしまった*1
  • アメリカで着々と進む薬物規制厳格化の動きに関しては賛否がいりまじり非常にタッチーな状況となっているが、このルール変更も直前に委員会で差し止め*2となったところで州知事の強権発動という経緯があったこともあり、規制反対派*3があきれている。
  • Keeneland開催でのミス
    • 10/05 : 開催初日。第7レースにてSalixを投与されないはずのExothermicに対して投与。投与されたことをアナウンスしたうえで出走(2着)
    • 10/24 : 第4レース(allowance/optional claiming)でSalixを投与されるはずだったInfrattiniが投与されず。投与されなかったことをアナウンスしたうえで出走(1着)
  • Churchill Downs開催でのミス
    • 11/11 : 第10レースでBooby Prizeがレース前にSalixを1回ではなく2回投与されたため取消。
    • 11/14 : 同じ理由でOutofsiteoutofmindが取消。

*1:4件ともホウレンソウレベルのミスかと思われる。最初のKEEの件は急患で担当獣医が入れ替わった後にミスと書いてあった。CDの2件は投与したのを知らなくてもう1回やっちゃった的なミスではないかと思われる

*2:当初は9月4日に発効し9月6日からのTurfway開催でスタートのはずだった

*3:Kentucky HBPAなど