MJCとホースメンが10年間の包括合意(2012/12/14)

Maryland Groups Have 10-Year Deal for Racing | BloodHorse.com

  • 2年前から対立していたMaryland州のホースメンとMaryland Jockey Club(Stronach Group系。Laurel競馬場とPimlico競馬場を運営)とがようやく和解した。かつては中部大西洋地区の花形だったMaryland州競馬の再生に向けた包括的な10年間の合意を締結。両者はまだ相違を抱えている。両競馬場が年間1000万ドルの赤字であることへのMJCの問題意識、またホースメンは年間146日間の開催を求めていること。
  • 利用可能な馬房数に関するホースメン側の要求について、当初MJCは1600を提案していたが、頬住めんは1900へと増やすことで妥協を引き出すことに成功した。MJCは望んでいた、年間200万ドルの費用がかかるBowieのトレセン閉鎖についてホースメン側も十分な馬房が用意されるのであればと了承。パリミューチュエル売上の配分については、MJCは3%上乗せで50%へ、ホースメン44%、生産者6%は変わらず。MJCは新規の場外馬券売り場の設置するインセインティブを得られた。既存のOTBでは50%-50%のままだが、新規OTBではMJCに70%。
  • なおPrince George地区に新たなカシノ免許が認可されたことで2競馬場の1日平均賞金が35〜40万ドルに増加する。