今週の将棋(12/23-12/28)

第38期 棋王戦 挑決第一局 羽生善治三冠-渡辺明竜王

本年最後の黄金カード。
矢倉銀損定跡で、61手目▲34桂打が新趣向。見るからにベタな手でプロっぽくない。結果的にはあまり成功してなかったようだが、婉曲的な6筋の突き捨ても効果を出して、攻めが切れずに一方的な展開になって羽生三冠が勝利。竜王も8筋の突き捨てで綾を作っていれば楽しめたようだった。それにしても感想戦コメントが充実しててタメになる。
明けて1/7に第二局。

ほか

王位戦予選決勝 遠山雄亮五段-村山慈明六段。編集長が四間に振って相穴熊。捌き合ってからの飛車の置き場所で村山六段の手が上回り、その後は村山圧倒。編集長、いいところなく完敗。リーグ入り手前で残念な負け方だった。

竜王戦6組 早咲誠和アマ-上村亘四段。上村四段はデビュー戦でいきなりの千日手。先手番ではあったが、早咲アマがうまく指していたのでこれは仕方なし。ところが指し直し局でも上村にミスが。早咲アマが勝って竜王戦では通算9勝11敗と。立派な成績だ。