将棋

7/19 竜王戦 決勝トーナメント 羽生善治三冠-森内俊之名人

名人戦以来の両者。角換わり相腰掛銀。挑決三番勝負進出を賭ける対局。 先手に仕掛けさせるべく森内名人はじっと待機する作戦。玉を11にもぐらせて22→31と移動させながら安全を確保しつつ対岸の向こうの戦火を眺めている間に、先手の攻めは徐々に切れ気味に…

7/17 棋聖戦五番勝負4 渡辺明竜王-羽生善治棋聖

横歩取り。羽生棋聖圧倒的ではないか。9筋を突き越す趣向。1筋も伸ばした。竜王は飛車を28へ引っ込めた。後手は飛車が急所急所に的確に効いて中央から厳しく迫る。そして浮いた先手の飛車は金とともに両取りの餌食に。先手は駒損。3枚替えだもんな。全然負け…

今週の振り返り

7/5 竜王戦 決勝トーナメント 谷川浩司九段-豊島将之七段50手目△54角とかその後の54手目△64桂とかこれはもう後手ペースでしょ。ところがここは△72歩としっかり受けておく方が正解だったそうだ。それでも後手有利だと思っていたが、でもしかし70手目付近から…

先週を振り返る

6/16 NHK杯 中田功七段-阿久津主税七段あっくんのクソ粘りからのこーやんの失着。みるみるうちに後手に形勢が傾いて。テレビ将棋の醍醐味。対局前の解説 浦野八段の1回戦屈指の好カードは言い過ぎに思えたが、いや見事な予言だった。6/17 女流王位戦5 里見香…

先週を振り返る

6/16 NHK杯 中田功七段-阿久津主税七段あっくんのクソ粘りからのこーやんの失着。みるみるうちに後手に形勢が傾いて。テレビ将棋の醍醐味。対局前の解説 浦野八段の1回戦屈指の好カードは言い過ぎに思えたが、いや見事な予言だった。6/17 女流王位戦5 里見香…

あとで振り返るためのメモ

6/10 順位戦A級 1回戦 ▲三浦弘行八段 △屋敷伸之九段 戦型:矢倉 脇システム今年のA級開幕局。 第2回電王戦第5局 三浦vsGPS将棋風の△75歩の仕掛けを当時の解説・屋敷が指すという。ただし相手玉側の端歩はお互いに突き越してと局面は少し異なる。今期3連敗の三…

最近ぐっときた将棋

2ヶ月ちょい放置してた。 5/27 第26期竜王戦4組決勝 ▲山本真也五段 △永瀬拓矢五段 戦型:▲穴熊△ゴキナカ後手の左金が天王山の55歩を尖兵にして先手の穴熊に切れこむ。さらにこの金が先手陣の喉元に突き刺さった状態から96手目△87金が痺れる一着だった。相手を…

今週の将棋(4/15-4/20)

棋聖戦準決勝2局が熱かった。 4/18 第84期 棋聖戦 準決勝 ▲中村太地六段 △郷田真隆九段 戦型:相矢倉▲37銀型3/1渡辺明-郷田戦(A級順位戦)、3/15森内-郷田戦などのような3筋に力を集めた先手に対して、逆に△37銀で先手の攻め駒を圧迫するやつ。先手後手ともに…

先週の将棋(4/1-4/6)

日々忙殺されてメモする余裕もなく。 4/6 電王戦 第3局 ▲船江恒平五段 △ツツカナ人間優勢の時間帯に外出して、夕刻のモバイル中継では形勢逆転と。 そこからはリアルタイムでは追えなかったが、ソフト相手に分岐が限定的になった中終盤での逆転は困難かと負…

今週の将棋(3/26-3/30)

電王戦第2局が最大の注目でしたが今週は週中の将棋も面白かった。 3/26 第54期 王位戦 挑決リーグ白組 ▲渡辺明竜王 △佐々木慎六段 戦型:ゴキゲン中飛車 銀対抗竜王を徳俵まで追い込んだけど、二歩。 凄まじい終盤戦だった。竜王は穴熊から飛車を追いかけて金…

今週の将棋(3/21-24)

3/23 第2回 電王戦 第一局 ▲阿部光瑠四段 △習甦 戦型:先手一手損角換わり18歳の朴訥な俊英が大役を果たしましたね。 開発者の竹内氏が心身ともに男前で事前のソフト提供をしていたそうで、阿部四段は1日4時間(!)の研究を重ねていたとのこと。弱点も見つけて…

電王戦開幕間近

第2回 将棋電王戦 直前記者会見 - 14:00開始 - ニコニコ生放送 羽生善治三冠×川上量生 将棋電王戦開催記念スペシャル対談 - 15:30開始 - ニコニコ生放送今週末ですな。 川上氏の、肉体的には人間は動物や機械に劣っていることは既に悟っている、ただ知性につ…

先週と今週の将棋(3/10-3/19)

3/10 NHK杯 準決勝 第2局 ▲郷田真隆棋王 △羽生善治三冠・NHK杯 戦型:ゴキナカ 銀対抗 △62銀・72金型羽生の苦痛の表情、両者顔真っ赤で話題となった。 今期の最高の熱戦だったのでは(ハタチンvs豊島も負けてないけど)。 郷田棋王優勢で進めたところで95手目▲5…

今週の将棋(3/4-8)

3/4 第54期 王位戦 挑決リーグ紅組 ▲松尾歩七段 △藤井猛九段 戦型:△角交換四間飛車飛車交換後に後手からの角連打で快調に主導権を握っていたようはずだった。ところが▲49歩で容易には先手玉が寄らなくなって、さらに▲51飛で後手陣の予想外の薄さに愕然。逆転…

【電王戦記念】人類vs最強将棋ソフト 勝てたら100万円! 2日目・3日目

先週のことなので既に忘れかけているが自分メモとして。運営側の不備が目立った初日、特に「将棋所&gpshfish」の組合せによる問題ではあるがフリーズが頻発して観戦ユーザから少なくないクレームコメントがついた。運営側の改善策はフリーズしにくい"GPSshog…

電王戦記念】人類vs最強将棋ソフト 勝てたら100万円! 1日目

将棋ソフトってそれぞれ癖があって、指し慣れると隙が見つかってくるもんですよね。 1日目を見た感じだと、どうも人間が序盤で悪くしてしまってGPSが強いのかどうかわからなかった。もちろんそこがソフトの強さではあるが。mtmtさんみたいに対策万全だと作戦…

一番長い日

2/25のシステムメンテナンス以来、モバイル中継ちょっと重たくないっすか。 重たいどころか読込中のまま永遠に情報が取得されないこともあるし。TVでスカパー241つけつつ、PCでニコ生、手元にはモバイル中継と。 情報が多すぎると全然はかどらないですね・・…

今週の将棋(2/18-2/23)

2/19-20 第62期 王将戦 七番勝負 第4局 ▲渡辺明竜王 △佐藤康光王将 戦型:△ダイレクト向飛車現地には藤井九段と木村八段と好メンバー。木村八段は立会人、封じ手は18時なのに14時から準備を始めたり。性格出ますね。ニコ生は深浦九段の解説。見たかったな。30…

LPSAによる一方的な契約解除通知と、石橋女流四段の マイナビ女子オープン対局放棄についての記者会見 | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟 (1)LPSAとは全ての新規契約を締結しない (中略) 棋戦参加については、LPSAを窓口には…

第6回大和証券杯ネット将棋・女流最強戦2回戦、 中村真梨花女流二段対石橋幸緒女流四段(LPSA所属)戦の 再延期についての記者会見 | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟 田中専務と石橋LPSA代表理事との間で2回話し合いが持たれました…

今週の将棋(2/11-15)

2/11 第84期 棋聖戦 決勝トーナメント 1回戦 ▲渡辺明竜王 △行方尚史八段 戦型:矢倉 △55角急戦(阿久津流)2/9 朝日杯、2/10 NHK杯、2/11 本局と3日連続で竜王の将棋を観戦。このあと2/12 移動日、2/13・14 王将戦だから多忙だ。22手目△55歩〜△55角と阿久津流の…

第6回朝日杯将棋オープン戦 現地の感想

第6回朝日杯将棋オープン戦@有楽町朝日ホールに行ってきた。 10時開場のため少し有楽町をブラブラして10分前に11階に上がったら、既に長い行列が・・。150-200人はいたか。女性も多い。いいことですね。対局場は11階、大盤解説は12階。 迷ったが今日はてんて…

第6回朝日杯将棋オープン戦 準決勝・決勝

2/9 第6回朝日杯将棋オープン戦 準決勝 ▲羽生善治三冠 △渡辺明竜王 戦型:相横歩取り△84飛藤井九段、ハナから解説を諦めるw ある意味、棋士の伝統芸ですからね、専門以外の解説をするときの諦めは。 ほーこう指すのですか、なんて言ったら、基本手筋なんです…

門倉四段、白昼の死闘 - Togetter入玉という言葉が怪しく聞こえる・・ 将棋用語の大喜利ですな。

今週の将棋(2/4-2/8)

2/5 順位戦C級1組 ▲稲葉陽六段 △中村太地六段 戦型:相矢倉先手は端攻めで先攻。飛車を犠牲にして突破する。相矢倉の激しい将棋は好きだな。どっちの形勢だったのかわからないが、先手はヒラヒラと後手の攻撃をかわして、先手ペースだったように思う。 稲葉1…

先週の将棋(1/28-2/3)

1/28 竜王戦3組 ▲谷川浩司九段 △戸辺誠六段 戦型:ゴキ中vs超速37銀戸部ゴキナカを会長が超速37銀で迎え撃つ。昨年の羽生-広瀬(棋王戦)と同様の進行。先手玉の上部がスカスカになるやつ。 後手の玉頭への直接打、57手目▲84歩がカッコ良かった。 戸部攻めはつ…

順位戦A級8回戦

モバイル中継が重いこと重いこと。タイムアウトすることしばしば。 2/2 順位戦A級 ▲羽生善治三冠 △渡辺明竜王 戦型:相横歩取り △85飛型大一番での竜王の選択は意外にも横歩。前例ある展開でハイペースで手が進む。△28角から馬を作って54手目△65桂から後手が…

決着の付け方がわからない女流プロ棋士認定問題

自分メモ。 喧嘩をするときは、振り上げた拳の下ろすポイントを相手にそれとなく伝えることが大事だと思うのです。 話の通じない相手であればなおさら、下手な喧嘩を仕掛けたらジリ貧になっていくだけです。 事実関係 後出しの日経の記事が一番よくまとまっ…

第26期竜王戦1組

"竜王戦△将棋道場"なので見られませんが。 1/15 深浦康市-森内俊之戦は194手で森内名人の勝ち。角換わり腰掛銀の激しい将棋。途中千日手っぽくなったが後手が打開。最後は先手が入玉したが、これはすでに寄り筋だった。1/19 佐藤康光-三浦弘行戦は107手で康…

第62期王将戦七番勝負 第1局

▲佐藤康光王将 △渡辺明竜王 戦型:相掛かり佐藤王将は終始守勢に回って気重な第1局になった。 2日目、封じ手以降の指し手は検討陣の予想通りだったので、王将自身も当然読んではいたはず。でも午前中から長考を数回挟んでいた。少しでも良くしようと痛々しい…