【電王戦記念】人類vs最強将棋ソフト 勝てたら100万円! 2日目・3日目

先週のことなので既に忘れかけているが自分メモとして。

運営側の不備が目立った初日、特に「将棋所&gpshfish」の組合せによる問題ではあるがフリーズが頻発して観戦ユーザから少なくないクレームコメントがついた。

運営側の改善策はフリーズしにくい"GPSshogi r2561"への変更だったが、これが悪手だった。もちろん強いのだがfishほどの凶悪さがなく、人間側の形勢がそう悪くならない。そしたらなんと午前中で2人がゲット。マニアしか顔と名前の一致しない市井のアマ強豪たちが揃いも揃って集結する中でも、際立って超強豪の赤旗名人 下平雅之氏(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-11-11/2008111101_03_0.html)、アマ王将・学生王将 中川慧梧氏(船江(当時)四段との激戦 http://www.asahi.com/shougi/kansenki/TKY201108220159.html)だからfishより弱いといっても、そのレベルじゃないと勝てない。

あまりの危機に2日目午前中まででサービスタイムは終了。再びfishに戻した。この日からPC3台で同時に3人対局となったのでフリーズしてても画面切り替えちゃえばみたいな感じでそう気にならくなったか。

fish復活後は人間側大苦戦。かまいたち鈴木英春氏(この方が・・と驚いた)、mtmt氏は惨敗(てかバージョン間違ってたとかw http://mtmt-blog.com/?p=4795)。2日目はfishには全敗で終了した。元奨の天野氏が出たのは3日目だったか。

fishには勝てないか・・と観念しかけたら、3日目 夕方に安食女流の旦那という右玉のスペシャリスト細川大市郎氏が、fishの謎の63玉戦法が繰り出してきた好機を逃さず冷静に寄せ切った。この63玉戦法が2回?出たか。これ、あじ旦より前に出たときには、挑戦者が"棒玉"を積極的に咎めにいったら逆に罠にかかったかのように形を乱され敗退していた。ともかく63玉なら大チャンスということは確か。こういう誤った選択をどうやって修正していくんだろうか。ザ康光ワールドの棋譜は弾くだけか。

ついに本命きたかと、オオトリの清水上アマは難しい将棋を指してしまって今ひとつ盛り上がりに欠ける負け。うーむ。


しかしまあ途中でソフトを変えたことは、電王戦に向けての悪宣伝になってしまったな。
gpsshogiとgpsfishとの区別とか、台数の違いとか、アマといっても半プロレベルの挑戦者であったとかそういう前提を比較的正確に理解して楽しむ観戦者だけじゃないので、まとめたら「"GPS将棋"に対してアマの将棋ファンが少なくとも3勝している」のに、これでプロが負けたりしたらかなりの誤解を生むんじゃないか?

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追記)
△63玉の引き出し方が発見された。
http://blogs.yahoo.co.jp/hanawa1219/31935147.html
http://mtmt-blog.com/?p=4827

うちのPCでは相掛かり模様になってしまって再現せず。