順位戦A級8回戦

モバイル中継が重いこと重いこと。タイムアウトすることしばしば。

2/2 順位戦A級

羽生善治三冠
渡辺明竜王
戦型:相横歩取り △85飛型

大一番での竜王の選択は意外にも横歩。前例ある展開でハイペースで手が進む。△28角から馬を作って54手目△65桂から後手が猛攻へ。過去の勝敗では後手が優勢。74手目△36歩の局面で羽生は苦しかったかもとコメント。
しかしドラマは最終盤にあった。両者ともに後手玉は詰めろと錯覚していたとのこと。控え室のスーパー敦史くんの見立てが正しかった。これで逆転。先手は後手飛車を捕らえた駒が玉の退路を確保していたのも大きい。
最強の2人の重要な一戦でこんなことが起こるとは。
羽生7勝1敗。渡辺5勝3敗で挑戦権争いから脱落した。
終戦、羽生は不調のハッシー戦。

2/2 順位戦A級

三浦弘行八段
深浦康市九段
戦型:相横歩取り △84飛型

盤の右下で後手の攻め駒が凝り固まっているように見えた。いつの間にか攻めにくい形になってしまい、それからは三浦の堅実な運びで寄せる。101手目▲38香が鋭く後手陣に刺さった。
望みをつなげて三浦6勝2敗、最後はタカミチ戦。
深浦は3勝5敗でまだ残留争い4人のうちのトップではあるが10位なので急転直下の降級がある。次は佐藤王将戦

2/2 順位戦A級

佐藤康光王将
屋敷伸之九段
戦型:矢倉

なんで屋敷は後手で勝てないのだろう。
両者4勝4敗。

2/2 順位戦A級

郷田真隆棋王
△高橋道雄九段
戦型:相横歩取り

後手ペースだったようだが飛車の活用が難しく形勢を戻されてしまった。78手目△64飛が一路違いだったと。
郷田5勝3敗。高橋2勝6敗は降級のピンチで三浦戦。当初から星を落としていたタカミチ、ハッシーの2名が残留をかけて、挑戦権争いの両名と争うわけだから皮肉なものだ。

2/2 順位戦A級

谷川浩司九段
橋本崇載八段
戦型:一手損角換わり

ハッシーの攻めが快調。というより会長が序盤で構想に誤りがあったようでその後にも小さいミスが重なり形勢を損ねてしまったらしい。
両者2勝6敗。会長は屋敷戦で後手番だ・・。