あとで振り返るためのメモ

6/10 順位戦A級 1回戦

三浦弘行八段
屋敷伸之九段
戦型:矢倉 脇システム

今年のA級開幕局。
第2回電王戦第5局 三浦vsGPS将棋風の△75歩の仕掛けを当時の解説・屋敷が指すという。ただし相手玉側の端歩はお互いに突き越してと局面は少し異なる。今期3連敗の三浦八段がこの将棋に導いたのだから何かあるはず。でも負けたらさすがに参ってしまいそうな場面。それでも三浦ペースで押し切った。順位戦は強い。今年もA級で白星を重ねられそう。屋敷九段はA級後手番が克服できない。
なんか電王戦後、プロ将棋に入り込めなくなってしまって名人戦も楽しめなかったが(森内名人が圧倒的すぎたというのもあった)、あの虚脱感が少しずつ解消してる今日このごろ。最善手の積み重ねがプロ将棋の魅力だと電王戦前は思っていたけど、そうじゃないのかもしれないと。失着や甘い一手があるのかもしれないけど、必ずしもそれで興ざめするわけではない。いっせいさんが言っていたように人間は人間の将棋に興味をもつようになっているのだろうか。

6/5 第61期王座戦挑決トーナメント

森内俊之名人
木村一基八段
戦型:矢倉 ▲46銀37桂

名人戦第5局で△森内名人が指した将棋を今度は▲森内名人として。62手目△37銀への回答は▲68飛車で、59手目▲57角がその用意だった。飛車は隠居させて端歩と角銀桂で後手玉に迫る。結果的には後手が端を攻めるタイミングを逃したことで先手に残されてしまったようだ。でも名人は寄せを間違え、木村八段も自玉の詰みを見落として、何か終盤はちょっとアラアラだったのが何とも何とも。とりあえず名人勝利。

6/5 第24期女流王位戦第4局

▲甲斐智美女流四段
里見香奈女流王位

総手数197手と聞くと女流っぽいダレた将棋かと思いそうだが、いやこれは緩みなく熱い内容だった。甲斐さん序盤から作戦ミスで早い終局になりそうだったが、飛車の大転回から少しずつ苦境を脱して、いつしか互角か先手有利かと巻き返していった様がなかなかの見せ場。そして長い終盤での里見さんの簡単には投げないぞと気迫が迸っていた。甲斐さん勝って2勝2敗。フルセットに持ち込んだ。大善戦だ。

6/6 順位戦B1 1回戦

豊島将之七段
藤井猛九段

淡白なてんてーでした。豊島クンは1期抜けあるのかねぇ。

6/12

斎藤慎太郎五段
菅井竜也五段
戦型:ゴキナカ

超速ではなく丸山ワクチンで。腰掛け五段の大石六段によると斎藤五段はワクチン好きと。
決勝でもいい組合せ。もったいないな。斎藤五段の勝利。