先週を振り返る
あっくんのクソ粘りからのこーやんの失着。みるみるうちに後手に形勢が傾いて。テレビ将棋の醍醐味。対局前の解説 浦野八段の1回戦屈指の好カードは言い過ぎに思えたが、いや見事な予言だった。
もう1週間前か。対戦成績は里見さんから見て12勝4敗。開幕前は10勝2敗だから五番勝負で甲斐さんが奪還するシナリオはないよな。里見さんらしいやや強引な攻めを緩く受け止めて、甲斐さんらしい派手さのない勝ち方だった。
6/19 王座戦挑決トーナメント 準決勝 郷田真隆九段-渡辺明竜王
先日の棋聖戦のベスト4は渡辺明竜王、久保利明九段、郷田真隆九段、中村太地六段。王座戦のベスト4は久保九段を森内名人に入れ替えただけ。将棋の方は横歩取り。結果としては竜王の負け。横歩取りの後手番でうまくいかない流れ。
いやもうこれぞ佐藤界のヤスミツの面白さは異常というしか。楽しませてもらった。
6/20 棋王戦挑決トーナメント 1回戦 永瀬拓矢六段-谷川浩司九段
六段のナガタク。堅いというわけではないのだが、駒が自然と連携していって抑え込んでしまう。ぎこちなさが解消してきているような。会長の投げ際が潔い。
6/21 王座戦挑決トーナメント 準決勝 森内俊之名人-中村太地六段
中村太六段の攻め将棋が名人の厚い陣形の隙を突いて。馬と角で玉周辺を掃除してからの一連の寄せが鮮やかだった。まあプロなら当然なんだろうけど、気持ちいい。
相横歩取りと意外な転回。名人戦は重たくてネバネバした将棋だったが、棋聖戦は軽妙な指し回しで羽生棋聖が連勝。竜王は6月不調。