今週の将棋(1/21-1/27)
1/21 王位戦 挑決リーグ紅組
36手目△55歩 飛車交換を避けて56の飛車の頭を叩く歩突き。
間接的な駒の関係をベースにした軽やかな空中戦というよりは、じわりと遊び駒を動員してにじり寄る展開。横歩にしてはちょっと珍しく思えた。後手は中住まいの先手玉の頭をハゲさせたところまでが見せ場だったか。
趣向に無理があったようで、中途半端な局面で松尾七段の投了。
1/23-24 第62期王将戦七番勝負 第2局
▲渡辺明竜王
△佐藤康光王将
戦型:後手 角交換ダイレクト向飛車
35手目▲47金と後手の角をがっちり受けて、49手目▲22銀で飛車を完封した。後手は仕掛ける手立てがないように、竜王らしく、決して焦らずに相手の動き見て、遅くも早くもないちょうどいいタイミングで受けていった。強すぎる。竜王2連勝。
1/23 棋聖戦2次予選
17手目▲18飛。序盤は素人の棋譜ですか？と思わせる自由すぎる山崎ワールド。後手圧勝だろと思ったけど、20手目△42飛が疑問手だったそうで、先手有望な変化があったようだから、この二人の将棋にはついて行けない。森信門下の兄弟弟子対決は、糸谷六段の勝利。
1/25 王座戦二次予選
長い駒組みの果ての55手目▲77桂。61手目でようやく開戦。
117手目▲66角が攻防の好手と。屋敷九段が制す。
構想に無理がなく、要所要所での味のある一手が指せて何ともスマートな将棋だなと思った。
1/27 NHK杯
ナメちゃん風邪引いてた？鼻かんでたし、顔も序盤から紅潮して見えた。中終盤は両者苦悶の表情。郷田棋王の勝ち。ナメさんは銀を打っておけば、と悔やんでいた。先に端に行ってしまって攻めの拠点を失っては最後足りなくなってしまう。
解説ハッシーは、序盤中盤(ry、とか駒たちが〜(ryとかあのインタビューのセリフを織り交ぜつつ、ナメさんが結婚後快進撃なことに自分は結婚もせず〜、矢内さんが私も〜と自虐的なアレで、なかなかやってくれた。矢内さん前半はずっと半笑いだった。今年は不調ですが、どうにか取り戻してほしいところ。ともかく本局は彼がNHK杯で指した将棋だったけど覚えてないとかウケた。
来週は羽生三冠-森内名人戦。解説が島九段ですか。
