8/1 順位戦B級1組

豊島将之七段-山崎隆之八段
ここまでの対戦成績は山ちゃんの4勝と一方的。
山ちゃんは角道オープン四間飛車から4→3戦法ですよ。3筋の歩を交換して午前中から22手目△36歩ともう収まらない流れを予感させて、そしたら山ちゃんはやりますよね。昼休み明け早々に△37角と思い切りよく。捌き合ってから40手目で2筋の歩は謝らずに31金と突っ張る。そして再度の捌き合い。両者と金で取り合って62手目△62金寄の局面では山崎不利に思えてそこまでの大差ではなかったらしい。けど63手目▲68金打が先手の守備を強固にする重要な一手。読めてますな。強さに特徴がないところが小手先じゃなく総体的な能力の高さを表しているというか。豊島4連勝、山ちゃん1勝3敗とまずい。

松尾歩七段-橋本崇載八段
ハッシーはB1の居心地が良さそうで。3勝1敗。

ここまでB1は豊島(4-0)、ハタチン(3-0.本節抜け番.恒例のスタートダッシュ)、ハッシー・松尾・広瀬(2-1)と。タカミチ・大介(0-4)とは。

8/1 順位戦B級2組
戸辺誠六段-佐藤天彦七段
千日手指し直し。天彦3連勝。天彦氏が強いのは確かですが、戸部氏は頭打ちですかね。今期4局目という少なさ。本人のブログでは復調の気配を感じ始めているようですが。

B2は中田宏・天彦・青野(3-0)、青野先生は組合せの妙もありますけど専務理事という立場で還暦のお方ですから立派です。

8/3 東急将棋まつり席上対局
豪華すぎる。混んでなければ行きたかった。

羽生善治三冠-三浦弘行八段(解説:藤井猛)
羽生、角道オープン四間飛車を選択、空気読み過ぎですw やっぱり捌きの感覚が難しいな。77歩ね。
藤井解説者もTVじゃなくこういう舞台だとほんと生き生きしてる。

広瀬章人七段-松尾歩七段(解説:ひふみん)
前後の華やかさと比べると地味かもしれないけど、このマッチメイクはいいね。
当然の流れで四間飛車穴熊vs居飛穴と。お手本のような松尾の攻めでしたが、30秒将棋でのただ捨て▲49金が効果絶大で逆転されてしまった。
ひふみんがどうしても棒銀で広瀬の振り穴と戦いたいと秋波を送り続けていたのが微笑ましかった。

藤井猛九段-加藤一二三九段(解説:三浦弘行八段)
ノーマル四間飛車vs棒銀。悲しいくらい華麗に棒銀の姿焼きと。当夜(0時は回ってたよな)、ひふみんがFNS27時間テレビでクイズ出してたのには驚いた。事前に連盟のお知らせはあったけど。熟年以上の人のがんばりを見て元気をもらったとかクソみたいな感想は言いたくないけど、齢70超えて大ブレイクしたこの人の気力体力を見てると日常や仕事上での怒りやイライラがただ小さいものに思えてくる。
ちょうどニコ生で「電王戦棋士が降臨!『将棋倶楽部24』特番」の時間帯にぶつかって、モバイル中継アプリの宣伝かねての?リアルタイム解説があったわけなんですが、遠山編集長の解説が実に歯切れよくわかりやすかった(一二三定跡なので迷いなく先が読めたのでしょうが)。編集長、NHK杯の解説だと圧が強く感じるんですが、自分のペースでやらせるといい。一人語り向きというか。