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10/8 第61期王座戦五番勝負第4局
千日手局。心身ともに最高の状態にある若手の攻め将棋の棋士が準備万端で望めばこうなるんだというくらい圧倒的にペースを握って、昨年の棋聖戦の雪辱とばかりに横歩取りで羽生王座を下すんじゃねえかと昼休みに思ったが、千日手を選択した。それほど優勢な局面でもなかったのだろうか。
指し直し局。後半4割くらいが終盤戦だったかと思うが全然ダレない展開で、疲れずに観戦していられた。これは本当にすごいこと。素人の自分にはわかるわけもないけど緩手もなく最善か次善の一手を指し続けていたように思う。両者持ち時間が削られて1分将棋になっても乱れなかった(割りと選択肢の狭い局面とも言えそうだけど)。第2局の泥濘の殴り合いより個人的には本譜のほうが互いのキレ味が最後まであって好み。