2010年ブリーダーズカップにおけるLife At Ten事件(その5)
長すぎて推敲してない。
D. 調教師
- Zimmermanから裁決委員たちへの要求のあとで、レース前にPletcherはESPNで言った「その牝馬はパドックでとても大人しかった、私はJohnnyに確認して彼女をよくウォームアップするようにと言った。彼女は少し、少しだけ普通じゃない感じに振舞っていた。つまり本当に、本当に大人しかった。それであそこでJohnnyが何を感じていたかはわからない」
- レース後、PletcherはJay Privmanに言った。「パドックに残っていたときに私は彼に、私は彼女が鞍をつけた様子について懸念していると言った。彼女は、異状に静かで、かなり穏やかだった。なので私は彼によくウォームアップするようにと言った。そして不幸にも彼女はLasix投与によるアレルギー反応のようなものがあったか、彼女がいくぶん深刻な痙攣があったのか、コズミがあったのか、彼女がそこへいくまでに何かあったのか。彼女は健康的に動いていたが、彼女は明らかに、おそらく走らせるべきではなかった。そしてそれはちょうど、不幸なものだった。なぜなら今日までに私たちが連れてきたすべての馬は、どれも彼女よりよくやった馬がいなかったとは思わない。土壇場で、何か不都合が起こった」
- Pletcherは2010/12/10のKHRC調査担当により面談された。面談の中で、LATはレースの朝、平熱であったとPletcherは言った。また彼は、朝の照明のもとで彼女を照明に慣らしたと言い、彼はVelazquezに「彼女をリラックスさせ、ウォームアップさせ、つま先をゲットオンするようにと確認した」。しかし彼はこうもまた言った「彼女は健康的に歩いていて、彼女は・・元気に見えた」 彼は獣医のところへ行く理由があったとは考えていない。なぜなら大人しかったという以外に、彼女に悪いことがあったとは思っていないからだ。「走るには大人しかったとは思わなかったので決してそこにつれていこうとはしなかった。なので、その時点では、もし何かが間違って進んでいたら獣医とJohnnyはその判断を剃る必要があったとは推測する。」彼は、馬がパドックをいったん離れたら「私の手の内から離れた」と感じていると言った。
面談中に、PletcherはESPNの中継を初めて見た。彼は、解説者によるレース前の分析に同意しなかった。彼は、レース前やレース中にLATが不健康であったポイントはなかったと言った。「不健康であるという問題ではない、彼女は痙攣を起こしていた」彼は、レース後まで、痙攣またはコズミを起こしていたことは明らかではなかったと言った。彼は、Velazquezはできることはすべてやり乗り切ったと言った。ESPNの放送に基づき彼は「彼女はスクラッチされる必要があったと示唆されたことが十分に見えたとは、私は言えない。彼女はこわばって見えたが、それから彼女はよくなっていたことがあった。なのでそれを言うのは本当に難しかっただろう。JohnnyはLATが動いている様子は走るのに相応しいと思われるほど十分だと安心していた。そして彼がかつて、ウォームアップの様子に懸念を持っていたが期待よりもよく走った馬に乗った経験があることは確かだと私は思う。」
レース後、Pletcherは馬房に戻り、Dr. Reedに会った。PletcherはLATが、「コズミ」があるようだったと言った。「彼女は馬房内で自由に歩けなかった」Pletcherは、彼らは翌朝まではLATの体温を測らなかったし、採血をしなかったと言った。
E. 馬主
- 810 KAR 1:016 Section 14では、裁決委員は馬の調子について際立った挫折の認識をしたとき、免許を持つ馬主、調教師、その他の馬の関係者すべてについて調査を指揮すべきと規定されている。
- LATの馬主はCandy DeBartoloである。
- レースの数日後、DeBartoloのレーシングマネージャーであるDavid VanceはUnderwoodに馬がスクラッチされたなかったことについて不満を言った。もしLATがKHRCの獣医の勧告により裁決委員によりスクラッチされていれば、DeBartoloはBCから6万ドルの返金を受けられただろう。Courie Journalの記事に含まれるVeitchが行ったコメントについてあわてたとVanceは書き留めた。
- VanceとUnderwoodのコミュニケーションに加えて、VanceはKHRCの調査担当による数回の面談を受けた。さいしょのインタビューは2010/11/22に行われ、最後は2011/1/20に行われた。Vanceは20年以上の間、いくつかの立場でDeBartoloの家族のために働いている。彼は競馬ウマを購入することに興味があるとDeBartolo家に言われ、VanceはPletcherに購入すべき馬を選ぶよう接触した。PletcherはLATのことを知っていて、彼女がいい選択ではないかと思った。彼女は彼女の初戦の後に相対売買で購入された。彼女はそれ以来DeBartolo家によって所有されている。
Vanceは「レース2日前、Toddは彼女は決して良化していないと言った」と言った。レースの朝、VanceにLATがいつもよりおとなしく見えるとか寒い天候に反応しているかもしれないとか言う、Pletcherの厩舎の者は誰もいなかった。Vanceはレース前にはパドックにいて、LATは「静かに」見えたと思ったが、彼女の経験には静かさが貢献するだろうと思った。彼が生で彼女のレースを見た別の時も、彼女は彼にとって静かに見えたという。
レース後、VanceはPletcherと短く話した。Pletcherは彼はLATに何が起こったのかわからないと言ったが、彼女はLasixに反応したのかもしれないという理論を立てた。
Vanceはレース後にPletcherの厩舎にはいかなかったが、翌朝早くに行った。彼が厩舎にいる間、Dr.ReedがLATを治療するためにきていた。LATの体温は103度*1で、白血球数は上昇していて、酵素は「急激に高まっている」とVanceは言った。これらの現象が何を示すのかはわからなかったし、Dr.ReedやPletcherや厩舎の誰からもLATは「コズミ」を起こしているとは決して言われなかった。彼とPletcherはLATはスクラッチすべきだったかそうでなかったかについて一度も議論しなかったと述べた。
Vanceは彼の面談の中で、彼がビジネス面から競馬に詳しいと認めた。また彼は馬が調子が悪いかどうか判断する資格はないと認識していた。
- Mrs. DeBartoloは2010/12/28に面談をした。彼女は、LATは彼女が所有した最初の競馬ウマであると言った。彼女は、個人的ビジネス的な理由でBCより前に彼女のレースを生で見たことがなかったと言った*2。Vanceが馬の調教やケアについてのすべての面を管理していて、彼女はLATについて書かれたどんなレポートも受け取ったことがないと言った。彼女はLATがBCで走ることについてとても興奮し、レースを見に彼女の数人の友人をChurchillに連れてきたと言った。彼女の過去の実績に基づき、Mrs.DeBartoloはLATが好走すると期待していた。レース前に、彼女にLATの状態について言うものはなかった。
彼女はウィナーズサークル近くからレースを見ていて、LATのパフォーマンスに愕然とした。彼女の主要な懸念はLATの健康状態(welfare)だったが、誰も彼女に獣医学所見がどうであったか、LATの不具合が何であるかを言わなかった。いくつかのブログを読んで、彼女はLATはスクラッチされるべきだったのではないかと思った。彼女はLATがレース後に検査されなかったことについて重大な懸念を表明した。
F. メディア
- 1. ESPN解説者がいくつかの不正確な情報をレポートした
- ESPN解説者のRandy Mossはレポートした、「LATが発走ゲートにきたときに、裁決委員が獣医にLATを実際に見るよう依頼したと、我々はいま理解した」。しかし裁決委員はLATを見るようにと獣医に依頼してはいない。レース前の解説を聞いた後で、Zimmemrmanは出走馬がゲートに入る約5分30秒前にdrop down lineにいる裁決委員に接触した言った。彼女と裁決委員との会話によると、彼らは獣医と接触しようとしていると彼女は推測した。OIGとの面談で、Zimmermanは混乱を作りだしたことについて責任を持った。
- ESPNは翌日のフォローアップでも間違った情報を訂正しなかった。
- Jerry Baileyはレポートした、「獣医の注意を引くことは部分的にはJohnnyの責任であるが、担当獣医は向こうから来ることになっていて、この馬はOKか?と言うとおもわれる」
- Mossはそれから言った、「ゲートにいる獣医がすべきことは、公を守り、馬を守り、あのような状況にい騎手を守ることだ」
- Jerry Baileyはそれから言った、「彼は的確な理由でもって州に雇われていて、最低限の姿勢として彼はJohnnyに、彼女は大丈夫か?と質問をする必要があった。」
- Mossはそれから「彼女を走らせるべきか?つまり彼女はゲートに入れるべきか?しかし・・」
- この会話は、たとえ獣医が馬に問題があると気づいていなくても、獣医はゲートに入れられる前に予見的に騎手に乗っている馬について彼が満足しているかどうか尋ねるようアプローチをする義務があることを暗示している。しかし州の獣医はそのような義務がない。
- ESPNの解説者がKHRCの獣医の役割を理解していれば、獣医の義務について正確にレポートすることができたはずだ。
G. 調査期間中に集まったその他の情報
- Garrett Gomzeの面談で、彼は照明のもとでHollyoowd Parkで2009年11月*3にLATに乗ったと言った。彼女は十分にウォームアップしてなくて発汗していてレース前に洗い落としていた。しかし彼女は3着に走った。
- PletcherのアシスタントMcCarthyもまたLATは「Hollywood Parkの照明のもとで困難なときがあった」と言った。
- レース後、Dr, PiccianoはMcCarthyに、馬はOKかと聞いて、彼は「もしかしたら照明が彼女を困らせたかもしれない」と答えた。
- Dr.Piccianoの供述で、彼女はレース後、LATは「通常通りに歩いているように見え、その時点では疲労は見られなかった。彼女は問題なく競馬場を離れた」
- LATのポニー担当であるBetty Harlessは言った、LATは「コズんでいるかのように疲労困憊していた。彼女はコズミだった。彼女は何らかの理由で疲労困憊していた」。HarlessはまたVelazquezがその馬は危険な状態にあるとは思っていないと推測していた。なぜなら彼は獣医に彼女を連れて行かなかったからだ。「彼女が大丈夫だとは感じなかった。彼女は彼女らしくなかった。しかし彼は特に、ゲートへ行って獣医に彼女を見てもらおうとは言わなかった」 2度めの面談でHarlessはLadies' Classic以前にLATのポニー担当ではなかったと言った。
- BCLC出走馬のMalibu Prayerのポニー担当であるJerry Mealingは言った。LATは「飛び上がって発馬し、飛び上がってステイした。彼女はパドックから出てきたときも跳ね上がった。彼女は決してリラックスしていなかった」
- その他のポニー担当たちはLATがいつものLATでない何かがあると気づいたものはいなかった。
- LATの調教助手であるPatty Krotenkoは、レース中のLATを観察し、LATはコズミを起こしているとは確信していないと言った。コズミについて、Krotenkoは面談で、「騎乗していたり見ていればそれはとても目立つものだ。」と。
- 現場主任でLATの調教助手であるHoratio Depazによると、LATは11/5の朝、平熱であり、その夜102か103度だったという。Depazはレース後に、彼女は「進行していることへの神経の反応の一種としてコズミになっていった。基本的に彼女の筋肉はリラックスできなくなるように緊張していってストレスになっていった。」
ここからは考察です。
H. LATは競走除外されるべきだったかについての考察
- LATをスクラッチすべきだったかどうかについては意見の対立がある。
- VelazquezはLATを評価のためにKHRCの獣医に見せなかった。彼がそうしていたら、Dr.PeckhamやDr.ScollayやVeitchによると、KHRCの獣医は裁決委員にLATをスクラッチするように勧告したはずだ。この規則はBC前に確立していた。
- LATはもしどちらかであればスクラッチされた。(a)VelazquezがLATを獣医のもとに連れて行った (b)KHRCの獣医がその馬はレースに適さないと判断した。
- KHRCの獣医は何も観察しなかったし、何らかの情報も受け取らなかった。そのことが彼らにLATのレースへの敵せうについて疑問をもたせた。
- Velazquezは12/21の面談で、LATをKHRCの獣医のもとへ連れていき検査させてもスクラッチされたとは思っていないし、彼はウォームアップはいまいちでもよく走った馬に乗ったことがあると言っている。
- レース後すぐにVelazquezはMcCarthyに言っている、彼女はスクラッチされるべきだったと。Velazquezは後に、馬が凡走したときにこういう種類のコメントはするものだと言っている。
- ESPNの放送を見た後で、Pletcherはその馬がスクラッチされるべき理由は見えないといっている。
I. LATの状態、またレースに適していなかったかの考察
- レース前にLATが疲労していたかどうかについて意見の対立がある。その現場にいた人々とテレビを見ていた人々は、彼らの配置と経験に基づく異なる意見を形成した。
- しかし、LATは馬房に戻った後のしばらくの間までは元気に見えたという、レース後すぐの共通認識があった。
J. コミュニケーション的課題についての考察
- 関係者の多くが、他の誰かがアクションを取ることを待っていたようだ。
- 裁決委員たちはDr.Peckhamを呼ばなかったし、VelazquezがLATはウォームアップしていなくて彼女がいつも通りでなかったと言っていたことを彼に伝えなかった。彼らはDr.Peckhamに騎手と接触するように指示しなかった。
- 裁決委員たちはZimmermanからの要求を受けた後で、個人的に、または集団としてDr.Peckhamに接触するかどうかについて判断しなかった。
- VelazquezはLATを評価のためにKHRCの獣医に見せなかった。
- PletcherはLATの状態について裁決委員に、彼の懸念を表明しなかった。
- Dr.BramlageはDr.Peckhamに問題になっている騎手または馬を同定しなかった。
- BC委員会獣医のDr. Baileyは彼女の受信したテキストメッセージについて、Dr.PeckhamやKHRC獣医の他の誰にも言わなかった。
- ESPN解説者は放送中に不正確なコメントをした。
- コミュニケーションについて、BC、KHRC、Churchill Downsの間でロジスティクスについて何回かイベント前の打合せが行われた。KHRCは役割と職責について議論するためにTPRBとも会合した。KHRC獣医とBC委員会獣医は馬を検査すること、そして朝の巡回の後の日々の打合せを行うことでBC前の1週間、ともに活動した。ESPNは製作前の打合せを行ったが、VeitchやUnderwoodやKHRCのその他のスタッフを招集しなかった。"総員"の打合せではなかった。
以上をふまえての勧告です。