第60期王座戦五番勝負 第一局 ▲羽生善治二冠 - △渡辺明王座

後手勝ち。

お互い矢倉を組む途中で駒がぶつかり合う。先手がいったんは後手の攻めを誘ってから、角を成り捨てて猛攻開始。まあ細い攻めだということは言うまでもないけど。76手目で△67桂▲同銀と、えっ?取るの??、それから△45銀と先手の銀を払って、ここらへんの手順前後は理解不能。ともかく93手目△32銀で先手の攻めは切れてしまったし、それからは後手は手駒で順当に寄せ切った。どこで挑戦者が読み違えたのか、というか王座が交わしたのかわからないが、こう無理攻めみたいなのを羽生がやると、きっと何かあるんだろうと期待はするけど、相手が渡辺明だと間違えないし、羽生に肩入れする自分からすると途中から息が詰まる。