Lasixの副作用

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超ざっくりまとめると、
Lasix(フロセミド)などの服用 → 骨密度の低下*1 → 故障発症しやすくなる → 調教量の減少・レース出走回数の減少・ファンも減少 → Lasixやめようよ。

Lasix合法化前後で生涯平均出走回数は著しく減少している。

  • サラブレッド: 54.9回 → 17回
  • スタンダードブレッド: 100回以上 → 67回

著者はこのような経歴の人。

Earl Ola is an equine performance and training consultant who also owns a farm near Morriston, Fla.

馬のパフォーマンスとトレーニングのコンサルタントで、牧場も所有。

USには競馬固有のコンディショニングをしていなくて、また適切な調教施設がなく、レースのプレッシャーに耐えうるだけのトレーニングがなされていないと。調教量は他国と比べても少ないと指摘。著者は抹消された40頭の元競走馬でトレーニングの研究をしていたそうです。

Lasixは繰り返し骨の成熟過程を妨害し骨を弱らせる。骨からカルシウムを吸いだしてしまう的な。あと内臓の機能不全も。あ、ラシックスはこういう薬物です→フロセミド:ラシックス

If you examine the science on the side effects of Lasix on human bones, you will see that over a period of time it weakens them considerably by repeatedly interrupting the bone maturation process. This causes a horse to leech replacement calcium out of its bones.

このことは知ってたような気もするけど、知らなかったような気もする。ただ人が使う薬物ということは全然頭になかったのは不覚であった。

で、補うためにカルシウム注射しても無駄だよ、それまでにバランスは回復していて、過剰なカルシウムは尿へ排出される、と。

Vets often attempt to offset this with calcium shots and electrolytes post race. But that is useless. By then the balance has been restored and the horse rids himself of the excess in his urine

日本やオーストラリアで政府のお金でLasixが研究されていると書かれていたので、競走馬総研のサイトで探してみたけど見つからなかった。ざっくりと見ただけですが。


私、この方面は素人なので、著者の言ってることに何ら反論や意見などは持ちあわせていないので、そこらへんはご了承ください。ただの雑なまとめです。