第38期棋王戦準決勝 広瀬章人七段-渡辺明竜王

後手勝ち。
このごろよく見る矢倉戦に。先手に分がある戦型のようだ。
3筋で銀交換をしてから△37銀で先手の飛車が抑えこまれてから1筋を突いて、次に64角を銀でいじめて△26銀成されてからの▲35飛。この後▲33歩と広瀬の新趣向。よく利いていそうな歩だが効果は薄かったのか。先手は入玉して逃げ込めそうに思われたが、攻めは切れ気味で。終いはトトトンと寄せられてしまった。