今週の将棋(12/10-15)

12/13 順位戦B級2組 藤井猛九段-野月浩貴七段

角交換四間飛車感想戦がアップされないので不明だが、いつの間にか先手が優勢になって後手は指しようがない状態に。21手目77桂馬に棋士たちの驚きがあったようだが、20手目の73桂馬が緩かったのか。素人目には窮屈になってしまって、後手の左金も渋い位置取りになってしまったように思えた。順位戦なので野月七段も辛抱したが残り22分、61手で投了。これはキツイなぁ。序盤構想だけで勝ってしまう、てんてーの真骨頂。

B級2組は1敗が4人、順位順に藤井、飯島栄治七段、窪田義行六段、豊島将之七段。てんてーの1期でのB級1組復帰が濃厚だ。残り3戦は先崎、森下、神谷。1敗はしてしまいそうだ。天彦七段は5連勝からの2連敗(安用寺、窪田)だが、上位4人と比べると対戦相手からはまだチャンスが微かにあるかも。

12/13 順位戦A級 渡辺明竜王-三浦弘行八段

相矢倉。竜王は脇システム。▲61角打から切り崩す。
71手目△34角打は積極的に先手の攻めを咎めて好手だったようだが、74手目△45歩打が緩手で敗着だったと。後手は角銀の斜め駒が4枚も連結して凝り固まった悪形だったように見えたが、なるほどここで45銀と出れば先手53の金の効果をボカして、かつ攻勢に転じるきっかけになってよかったのかもしれない。以降は竜王らしい無駄のない堅実な手で一方的に勝負になってしまった。両者4勝2敗。

12/14 順位戦A級 谷川浩司九段-佐藤康光王将

佐藤王将のゴキナカに対して谷川九段は超速37銀。後手は44歩-32銀形。
今年、自分が見た谷川九段の将棋の中で最もかつての強さを感じた内容だった。気力溢れる攻め将棋。
佐藤3勝3敗、谷川2勝4敗。

12/15 第二回電王戦@ニコ生

みうみう登場ですかー。
阿部光瑠四段がステレオタイプな青森的朴訥さに思わずかわいいと思ってしまった。

3/23 阿部四段から1週毎に佐藤慎一四段、船江恒平五段、塚田泰明九段、三浦弘行八段と。
振り駒でプロ棋士の奇数回が先手になったのでこれで負けたら本格的にまずい。
インタビューでみうみうは4人にプレッシャーかけてたけど、本当にみうみうで決着ということはありうるわけで。そうでなくてもみうみうが負けるわけにはいかない。それこそまだ名人挑戦の可能性もあるわけだし、ちょうど名人戦シーズンに名人戦挑戦者がコンピュータに負けたら・・と思うと。

ニコ生、ユニコーン25周年SPやってましたね。みんな若いなー。