今週の将棋(1/15-17)
1/15 順位戦C級1組 8回戦
1/17 朝日杯将棋オープン戦
お腹いっぱいです。トップ棋士の対局が午前午後でたっぷりと。
モバイル中継でなく、こっち(http://live.shogi.or.jp/asahi/)で見られるのもいいけど、お昼休みが大変。
羽生-行方
ナメさん今日も電車が遅れたみたいだ。
矢倉の駒組みの途中で、後手から飛車先の歩交換を仕掛けお互い歩を手持ちに。急戦調に行方八段は攻める攻める。激しい攻め。でも羽生三冠は常に冷静。相手の切先が届かぬところに一歩引いて。
谷川-三浦
角交換して、後手は穴熊に。銀で閉じて金が寄る前に先手は仕掛けていった。53に桂馬が跳ねるところで後手は左金で53金と。右金は角打ちを避けるため。42金では63が守れないという判断。
先手の狙いが的確で、41手目に隙間への34角打が鮮やか。やや突っ張ってしまって先手玉も猛攻されたが、穴熊崩しも華麗に会長快勝。
みうみうは武骨で独特の主張が強いな。本局ははまらず。
広瀬-藤井
48手目▲39角打で銀をとって飛車を38に移動させて、△29飛車成。後手は玉側から金銀銀金が4枚横に並ぶ陣形で、先手は金2枚と銀1枚も、後手の飛車2枚の攻めに対応して馬、角、もう1枚の銀も加わり鉄壁のガード。でも最終的には7,8筋の歩が浮ついていて、そこに打たれた香車で投了。後手陣は剥いでも剥いでもぬるっとして攻めにくかったか。
準々決勝 羽生-康光
一手損角換わりから後手はダイレクト向飛車を見て、先手は65角。△74角で角交換してから7筋の歩をぶつけた先手に対して定跡の72飛ではなく16手目△75同歩。こうされたら当然▲65角のお代わり。でも後手は直接角成は受けない。確かに馬は作られるが、それよりも陣形はむしろすっきりとしている。でも32手目△64角を打つしかないというのは"作戦負け"らしい。
先手の攻めがきれないし後手の貧弱な戦力と比べると手厚く、羽生ベスト4に。