第61期王座戦五番勝負第1局 ▲中村太地六段-△羽生善治王座

と金5枚でグラビア男・太地の先手に。羽生の一手損角換わり。

  • 後手は飛車をあっさり捌いちゃえば気楽だったか。変に粘って遊んでしまった。そして龍は3筋のバリケードに阻まれてこれまた遊んでしまった。まあ終盤を長引かせる役目は果たしたが。
  • 佐藤康光九段を始めとする解説陣の予想はポイントポイントで外れるが、感想戦の様子では悪い手ではなかったようで、羽生の読みが少し冴えなかった部分もあったか。
  • 攻めすぎ将棋がモットーの太地の終盤は特に鋭くて相手が一呼吸も出来ないまま切り裂いてしまうもんだけど、今回は終盤が実に長かった。自陣の安全を確保できているだけに攻めに専念できたものの、後手陣が狭いが堅い。持ち駒も十分になっているのに、なかなか刺さらない。見た目以上に苦しい勝利だった。
  • これだけの勝率の若手(もう中堅の入り口?)だから、確率的にいい加減1勝しないとおかしい。しかも先手だし。これ負けてたらデビュー当初の福永祐一が重賞で勝ち切れないみたいに、いまいちさんに陥りそうだった。

A級順位戦 3回戦 ▲行方尚史八段-△渡辺明竜王
ナメ氏がGPS新手風の仕掛け。でも構想ミスがあったようで、竜王の圧勝。19時44分に早々に終局。感想戦も10分程度とナメ氏、不本意

第63期王将戦二次予選 ▲郷田真隆九段-△菅井竜也五段
菅井ゴキ中を郷田超速37銀で打ち破る。ゴキ中も菅井だから勝ててたけど、もう本当にオワコンなのかも。相手次第では通用なんでしょうが。