JT杯日本シリーズ決勝戦 久保-羽生

将棋日本シリーズ東京大会レポート | イベント|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟

ビッグサイトまで行ってきた。
向かいの会場ではキメキメのお姉さま方の東京ネイルエキスポ2012、一方のこちらは大量の子連れ家族とその中で肩身の狭い将棋ヲタとでなかなかに対照的な光景。

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というのが東京大会のテーマの1つで、まあ広大な会場一面での同時対局は壮観というか異様というか。パチパチと駒の音が響いてました。

こじんまりとした連盟の物販コーナー*1の前ではタナトラ先生がインタビューを受けてたり、何気なく立っていたりしてたけど、ファンじゃないので声かけなかった。

羽生-久保の決勝戦の前に、低学年と高学年の決勝戦があるとは知らなんだ。しかも高学年は終盤で千日手、いや参った。指し直し局は一手10秒未満と超早指し戦のため、タニー&清水市代女流六段の解説もほぼ無言。途中で寝てしまった。高学年の入馬くんは二連覇ですか。すごいね。

久保-羽生戦は、久保が▲75銀から積極的に開戦。中盤、素人目には羽生がややポイントを稼いでいたように思えた。がタニー指摘の82手目△46歩が緩手だったようで、確かにこれで攻めが一歩遅れてしまった。そうでなくてもやや重たい攻めだったか。久保が過去二度の準優勝もあったわけだがこれがJT杯初優勝。

対局者の横で解説という形式は、改めてあまりいい仕組みではないと感じた。素人には解説が必須だけどそれが詳しくできない状況というのは楽しめない。そもそも目の前で対局してるのってそんなに見たいものかな。もちろんちゃんとした対局室に入って見学はしたいけど、あのだだっ広くて子供の走り回る落ち着きのない会場で、というのは萌えない。

あと大盤の位置が低い。ちょっと離れると下2,3段が人の頭に隠れてほとんど見えない。こども決勝戦後に空いてきたので前方に移動したからまだ見えたが。それにしても大箱のイベントだし大型モニタでどこからでも見えるようにできないのかな。だいたい大盤で手動で駒を動かすってどうなんでしょ。NHKのお天気解説画面みたいにタッチであれこれできないものか。駒を動かす奨励会2名の生活費のためにもそんなことはできないのか。

*1:扇子は羽生・久保・谷川の3種類だけ。どうぶつしょうぎもいいけど棋士グッズをもっと売ってよ